力が欲しいか…?
コロナの影響で関東遠征を断念せざるを得なくなり、出費がかなり削減できた今日この頃。
大会もないなら、前々から考えてたグロムの仕様変更しても問題ないのでは??
思い立ったら吉日。
今回は大会がない間にやっちゃったグロムの仕様変更についてまとめておこうかと思います。
カスタムプラン
今回の仕様変更のプランとしてはボアアップはせず吸気、カム交換でいい感じにパワーアップさせようプランです。
アドバイザーはグロムの沼神Matsuさん
以前Matsuさんが133cc仕様のエンジン手放すから欲しい人いる?
みたいな話があったのですが、当時予算案が可決できず泣く泣く断念。
悶々と過ごしていたのですが、とても良さそうな仕様だったのでいろいろ教えてもらいつつ決めたプランがこちら
・純正24φスロボ→純正削りテーパー加工26φスロボ
・純正エアクリーナー一式→エアクリボックス加工+キタコUNIフィルターキット
・キタコタイプ1カム→武川N15カム
・純正インジェクター→PCX150インジェクター
これだけの内容だったので、サクッと終わる予定だったんですがあれこれあって1か月以上かかってしまいました(;・∀・)
加工&取付
純正スロットルボディー拡張
ちかくんからJC75用のノーマルスロットルボディを頂いていたので、そちらをノザワホンダさんに加工を依頼しました。
加工依頼した段階の予定ではUNIフィルターキットを導入する予定がなかったので拡張だけお願いしたのですが、UNIフィルターキット導入を予定変更して入れることにしたので
ノザワホンダさんから仕上がってきたスロットルボディをそのまま、ひろあんさんに送ってテーパー加工をお願いしました。
ひろあんさんのところで拡張もやってくれるので、最初からプランが定まっているなら拡張とテーパー加工まとめてやってもらう方が良いかと思います。
UNIフィルターキットを入れるならテーパー加工をしておいた方が空気の流れがスムーズになるので、やっておくに越したことはないそうです。
純正のエアクリインテークを使うのであればテーパー加工はしない方がオススメとのこと。
JC75用スロットルボディをJC61に取り付ける場合は、インテーク近くにニップルがあるのでそこを塞いでおく必要があるので自分は熱収縮チューブをかぶせてから折り曲げてワイヤリングしておきました。
エアクリーナーボックス加工+キタコUNIフィルターキット
計画当初UNIフィルターキットを入れる予定がなかったと前述しているのですが、
理由としては、モトジムカーナ雨でも開催するからなんですよね。
雨はミニ有利な展開になりやすいので、雨の中走れないミニっていうのはなしだろうと考えていました。
キタコのUNIフィルターキットの内容は下の写真の内容なのですが
フィルターがスポンジフィルターになってしまうんですよね。
このスポンジフィルターに水がかからないようなガードを自作されている方もいらっしゃるのですが、スポンジフィルターに不安があったので導入を見送っていました。
で、計画を進めている最中にtake1さんからUNIキットを入れていて、エアクリーナーBOXを残して突っ込んでいるとの情報を頂き写真を送ってもらったのがこんな具合。
撮ったよ! pic.twitter.com/VWHYasrMrv
— take1 (@take11104) August 18, 2021
微妙にスポンジがはみ出てるけど、このくらいなら確かに問題なさそう。
でももうちょっとなんかいい感じにできないかな??とアマゾンでポチポチ探していたらいい感じのシリコンパイプを発見。
テーパー形状になってるし、長さも良い感じそう。
で、エアクリーナBOXをリューターで加工してとりつけてみたらこんな感じ。
純正との内部比較
テーパー形状になってるシリコンパイプなので、素人加工でも余程ヘマしなければ差し込んでる穴に隙間ができることもないし、テーパーが効いてるのでファンネルみたいな役割にも一役かってくれそうです。
また、純正エアクリボックスを残せたので、吸気温センサーもそのまま残せているので
UNIパイプのセンサー取付穴?は塞いでしまって構わないはずなので適当なM8のネジを突っ込んでおきました。
素人加工でもここまで良い感じにできたのは、シリコンパイプだったので多少ずれても許容してくれるからだと思います。
純正スロットルボディで、UNIフィルターキット導入検討中だけど雨対策がなぁ…って方はこの方法ありなんじゃないでしょうか?
カム交換
カムの交換手順に関してはマニュアル参照して頂くとして、今回はキタコのタイプ1から武川のN15カムに変更しました。
狙いとしては純正より若干上が伸びる?タイプ1カムよりも
中回転カムな武川N15カムにすれば今までよりもシフトアップを遅らせれてかつ、全域でトルクアップが狙えるんじゃないかという計画。
インジェクター交換
インジェクター交換は外してつけるだけなのですが、外す位置がわからず四苦八苦。
しばらく時間かけて解決しましたが、ちゃんと形状見てやらないとそれっぽいクリップに騙されます(笑)
一応純正と今回導入したPCX150のインジェクター先端の比較写真を撮ってみましたが、穴の数が違ったりするんでしょうが正直よくわかりません(;´∀`)
PCX150のインジェクターは純正比1.1倍相当になるそうです。
今回の組み合わせだと、高回転域で純正インジェクターだと容量が不足するかも?
ということだったので、導入してみました。
PCX150インジェクターの部品番号は写真にもありますが16450-K36-J01です。
他にも様々なインジェクターが社外部品で出ているのですが、倍率が低いほどセッティングがしやすいということだったので必要以上の倍率のインジェクターは使わず最低限賄えるだろうっていうので選択しました。
純正流用なので安いですしね。(笑)
サブコンセッティング
仕様変更後はサブコンのセッティングをしないといけないのですが、
とりあえずワイドバンド空燃比計と、ロガーがあるのでなんとかできるかなと何度かトライしたのですが明らかに濃くて上まで回せない状態でした。
どこまで薄くしていっていいかも曖昧で、タイプXの扱い方もイマイチわからないので早々に自力でのセッティングを諦めショップへ依頼することにしました。
初めは10ファクトリーさんへ依頼したのですが、自分の整備不良もありマップ制作に進めず…
原因究明するにもスケジュールが合わなかったので申し訳なかったのですがキャンセルさせて頂き…
以前マップ制作をしていただいたモトラボEJさんにお世話になることにしました。
預かってもらえて、ある程度車体の不具合なども点検してくれるのでお任せで助かりました。
今回は1週間ほどでマップ制作をして頂いて、前回と同じくフルマップ製作だったのですが2回目ということで割引してもらいました(*´ω`*)
カスタム結果は…?
気になる仕上がってきたパワーシートがこちら。
青い線が以前の仕様、赤い線が今回の仕様
以前の仕様と比べると6千回転以降のトルクの落ちが少なく、それ以下の領域でも大きくトルクが落ち込んでいるところもないので
ほぼネガなく狙った幅広いトルクバンドで乗りやすい感じになったんじゃないかなと。
空燃比のラインもかなりいいラインに乗っていて、組み合わせ的にかなり良かったんじゃないかなとのことでした。
最近流行りの170cc仕様との比較も気になったので、まろくんが以前依頼した時の比較マップも出してもらいました。
排気量差があるので、全体的に負けているのは仕方ないのですが
馬力でいうと以前は3馬力ちょい劣っていたのが、今回は1馬力ちょいまで迫っていて
トルクカーブの落ち込みは自分の方が緩やかなので、コースで走ったらどうか…?
っていう感じになるんじゃないかなーとワクワク( *´艸`)
今後への期待
何が正解かわからない、グロムのジムカーナ仕様ですが
今回の仕様はエンジンの故障リスク少なめで楽しみな感じに仕上がったと思うので
どんな結果をだせるか楽しみです!
様々な方の協力があって、今回の仕様変更がまとまったので
お世話になった方々には感謝しかありません。
お返しは結果で!がんばるぞー!!!(`・ω・´)
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