グロムの転倒なら…?
Twitterの方で質問があったので、今回は自分が行っているグロムの転倒対策についてまとめてみようと思います。
自分が練習に行くと、一日10回以上転けることもめずらしくないので転倒テストに関してはそこそこ自信はあるので参考にしていただければ幸いです。
グロムの転倒破損個所
まずはノーマルのグロムで破損するだろうポイントを挙げると
- 前後ウィンカー
- ハンドル
- ヘッドライト・メーター
- フェンダー
ジムカーナグロムでよく取り付けている社外品で破損しやすいポイントとしては
- 固定ステップ
- マフラー
- ハンドルストッパー
あたりでしょうか?
転倒破損対策
1.ウィンカーに関してはサクッと外して、小さいウィンカーにするかトランポ運用であれば外してしまうのがいいと思います。フロントに関してはウィンカーの台座にもなっている部分も削れるので、手間ですがカットしてパテ埋めしておくと見た目違和感なくまとめれると思います。
2.ハンドルに関しては、こけると曲がるというのはバンパーがない車両では致し方ないので、曲がったら単管パイプなどで修正します。修正がめんどくさい人は純正ハンドルをあきらめて固そうなハンドルに交換してしまいましょう。
ポジションの好みもあるのでどれがいいかというおすすめはできないですが、自分はDトラッカー125のハンドルに交換しています。
あと、レバーガードとして自転車用のロングバーエンドをつけておくとレバーが折れたりするリスクを軽減することができます。ミニだとパイロンにブレーキレバーが当たって吹っ飛ぶこともあるので取り付けておく方が無難です。
様々なメーカーがあるのですが、個人的にはあさひロングバーエンドがオススメ。
雌ネジが奥まで切ってくれているので、奥まで届くネジに交換しておけば少々トルクをかけてもネジ穴崩すことがないのでしっかり取り付けることができ、クランプ部分も太いので折れたり歪んだりするリスクが少ないです。
そのまま取り付けてもいいのですが、取り付ける前にグルーガンの芯を中に溶かし込んでおくと潰れて曲がるっていうことが避けれるので一手間かけておくといいかと思います。
3.ヘッドライト・メーターに関しては、キレ角やハンドルなどで地面に当たるかどうか決まってしまうので、完全に防ぐことは難しいかと思います。
ヘッドライトに関しては純正ヘッドライトがけっこう大きいので、オフ車などがつけているヘッドライトに換装してしまうのが軽量化にもなるので純正ヘッドライトにこだわりがなければ交換してしまいましょう。
メーターに関しては、、純正メーターを諦めて社外メーターにしてしまうっていうのも手ではあります。ヘッドライトよりは地面に当たる確率は低いと思うのでそのまま様子見で壊れてから考える…っていうのでもありかなと。
自分の場合は純正ヘッドライトの形が好きなので、純正ヘッドライトに気休め程度にスクリーンを取り付けてます。
4.フェンダーに関しては、そこまで当たることはないのですが頻繁に転倒する、傾斜がついたところで転倒するなどをすると当たることがあります。
自分は過去にフロント1枚、リア3枚割ってます←
フロントに関してはアクスルスライダーをつけておくと割と回避できます。
リアに関してはこけた時に足が挟まれてインナーフェンダーを押して巻き込んでしまうことがあるので、自分は社外のインナーフェンダーに交換しました。
※適当にヤフオクで買ったのでメーカー不明です。誰か知ってたら教えて☆
純正のインナーフェンダーがかなり素材が柔らかいので、固めのやつに交換するとよさそうです。
社外部品対策
1.ステップに関しては、純正ステップだと低すぎるので何かしら上げる方向へ進むと思うのですが、自分はOVERさんのバックステップを入れているのでそちらの対策方法について。
OVERさんのバックステップは、他メーカーと比べプレートが厚く強度的にはかなりしっかりしている方だと思います。
ただ、シフトペダルと固定ステップが同じ軸にあるので左側に転倒すると固定している軸になっているボルトが曲がってしまい次第にシフトペダルの軸のベアリングが損傷してしまいます。
この対策として自分が行っているのは
・ステップを短くする。
初めは自分で30mmくらいまで切り詰めて組んでいたのですが、Twitterの方でSloppy Skint Stadio Guyzさんが制作してくれるという情報を頂いたので現在は制作していただたジュラコン付きのステップを使用しています。
・軸のボルトを固いものにする
ホームセンターのボルト等を使うと、焼き入れ硬度が低い場合が多いので、ネジ屋さんがあればそちらで焼き入れ硬度が高いものがオーダーできます。
自分で試した感じでは12.7の規格が曲がりにくく、極度に曲がる前に折れてくれるのでいい感じでした。
長さについてはステップの長さなども関係してくるので自分がつけたい長さを測定して買ってみてください。
あと、ブレーキペダル・シフトペダルについてなのですが
ついてきたものをそのまま使っていると地面に引っ掛けて、”プレートごと曲がってしまう””シフトのシャフトが曲がってしまう”という事例があるので足がかけれるギリギリくらいまで短くしておくことをオススメします。
ブレーキペダル・シフトペダルの制作もSloppy Skint Stadio Guyzさんが行っているので依頼してみるといいかなと思います。自分は20mmで制作して頂いて現在不具合なく使用できています。
シフトのシャフトが曲がってしまうっていう事例は経験ないのですが、心配であれば
お安めなシフトガイドを装着しておくと多少ましかもしれません。
2.マフラーに関しては何本か試したのですが、とりあえずダウンマフラーはジムカーナにおいてはやめておいた方が良いです。
バンクが深くなると擦ってしまうので、穴が開いたり転倒につながってしまったりで良いことないです。
JC61であればアップマフラーが楽に装着できますが、JC75の場合はフレームカットなどをしないと難しいようですが取付できないわけでもないのでトライしてみてください。
アップマフラーを選ぶにあたっては、様々なマフラーが出ているので好きなのを選んでもらえればいいと思うのですが、あまり横へ張り出すようなマフラーだと転倒時擦ってしまうので、横への張り出しは極力少なくしておくとダメージは軽減できるかと思います。
自分の場合はヨシムラのR-77Sを装着していますが、サイレンサーを固定するところについていたカラーを外して、内側に押し込んで装着しています。
ナンバープレートの取付を考えないと干渉してしまうのが難しいところではありますが、今のところ転倒してマフラーにダメージが入ったことはないです。
3.ハンドルストッパー
これに関してはジムカーナ民にとって切実な問題かと思います。
大体の方が使用しているのが、ダイレクトドットコムレーシングさんのジムカーナ用ハンドルストッパーなのですが…2021年9月現在生産をしていないそうなのでかなり悩ましい状況らしいです。
代替え品としてベビーフェイスから出ているハンドルストッパーがありますが使用している人をまだみたことがないのでなんとも言えません💧
どちらのストッパーもフロントフォークのアウターチューブに当てて止める形式です。
この形式、アウターチューブが凹んでしまうというトラブルが相次いでメーカーの方からの対策としてアウターチューブ側に保護板をかませる対策品が出されています。
ベビーフェイスの方では保護板を出している様子はみられないので、ダイレクトドットコムレーシングさんの方で保護板を購入して合わせて使う方がいいかもしれません。
この他の形式では
ウィルズウィンさんのステムに当てる形式のハンドルストッパー、ダイレクトドットコムレーシングさんの純正ハンドルストッパーに組み付ける形式のハンドルストッパーなどがあります。
純正ハンドルストッパーに組み付ける形式のはお安く、手に入りやすいのでいいのですがは転倒を繰り返し、激しい転倒をしたりするとフレームのハンドルストッパーごともげます。
あと切れ角調整も製品を削るしかないので、一発勝負で何個か買わないと思ったキレ角に調整することは難しいかとおもいます。
ステムに当てる形式のハンドルストッパーは良いとこどりな良い設計だと思うのですが、ウィルズウィン製のは強度が足らないので、追加補強加工がないとなかなか厳しいかと思います。
補強しても、フレームに止めてる位置がイマイチで転倒を繰り返していると穴が広がってくるそうです。
転倒繰り返しまくってる自分がどうしてるかと言うと…
溶接工作してハンドルストッパー自作しちゃいました👍
ウィルズウィン製品を参考に、ダイレクトドットコムレーシングストッパーの台座を使用して強度マシマシのステムに当てる形式のハンドルストッパーです。
強度を上げていくにつれてフレームの方へのダメージが心配だったりもしますが、けっこう激しい転倒をしても無事だというテスト結果があがってきているのでありなんじゃないかなと思います。
まとめ。
とりあえず思いつく範囲で最低限これやっとけば…?
っていうのを書き出してみたのですが、紹介しきれていない部分もあるかもしれないので、
気になる方がいれば練習会などで気軽に車体観ていただいてかまわないので、話しかけてみてください。
もし追記した方がよさそうなことがあれば、今後この記事に追加していこうと思うので参考にしていただければと思います。
それでは!ヽ(・ω・)/
コメント